ハリネズミメロンパン

ハリネズミメロンパン

成形方法とレシピ

誰もが知るパンの一つであるメロンパンの変化版!

ハリネズミのような可愛いメロンパンが簡単に自宅で作れるように分かりやすく解説します。

丸パンの次のパンとして作るのにオススメです。

クッキー生地で包んだ後にハサミでトゲを作る成形で、最後にチョコペンなどで顔を描くだけで可愛い見た目のメロンパンになります。

 

このページでは初心者でもできるようになる成形のコツや注意点、実際に使えるレシピや作業工程を紹介しています。

最初にリオパン成形らしく成形動画から紹介していますが、作り方概要からは作業工程に沿ってパン作りを分かりやすくしています。

成形方法

  • 生地重量   40g
  • クッキー生地 30g

生地重量よりも少し少ないクッキー生地を使います。

もっと大きいメロンパンを作る時は “生地5:クッキー生地4” の割合で作ればいいと思います。

例)パン生地450g・クッキー生地360g

  パン生地 30g・クッキー生地 24g(20gor25g)

動画

読み込めない方はちら

顔になる部分以外をクッキー生地で包み、ハサミを使ってトゲを作っています。

パンを作り始めた初心者の方でもパン生地の丸めが少し苦手でも作れるようになっているので是非作ってみてください。

成形意識ポイント
  • クッキー生地は均等に伸ばす
  • トゲを切る時は少し大きめに切る

クッキー生地は均等に伸ばす

不均一に伸ばしてしまうとクッキー生地の火の通りが悪くなるのとハリネズミのトゲも不均一になってしまうので、できるだけクッキー生地は均等に伸ばすよう心がけましょう。

トゲを切る時は少し大きめに切る

本物のハリネズミは可愛らしい見た目をしていますがトゲは多く細いです。

これをそのままマネしてもトゲトゲしいだけであまり可愛くはないので、

切る幅を少し広めにして太いトゲにしてあげた方が可愛いハリネズミ型になります。

『メロンパン』と『ハリネズミメロンパン』

メロンパンの名前の由来は確かではないですが、メロンの形に似ているから”メロンパン”と名付けられたという説が一般的です。

ハリネズミメロンパンはハリネズミに見えるけどメロンには見えないので”メロンパン”と呼べないのでは?と思います。

しかし、

今ではクッキー生地をパン生地に被せたパンのことを総称して「メロンパン」と呼んでいるのだと思います。

「ハリネズミメロンパン」と聞いて、「ハリネズミ」の形をした「メロンパン」なんだなと日本人なら誰でも想像できると思います。

「メロンパン」を広めた人は本当にすごいですね

ハリネズミメロンパンの作り方概要

これからこのパンの作り方を大まかに説明していきますが、もしもわからないことがあれば下記の パン作りの始め方 をご覧ください。

パン作り初心者~中級者向けにパン作りの流れにそって説明しているのでわからない部分だけを見れるようにしています。

また、それぞれのテーマ下に詳細へのリンクを載せています。

レシピ

今回使った生地はあんぱん系のレシピです。

ほんのりと甘くてしっとりめの生地なのでそのまま丸パンにしても美味しく、

餡子やカスタードクリーム、生クリームなどの甘めなフィリングとの相性抜群な生地です。

計量のコツや注意点について

ミキシング

  1. バター以外の材料を混ぜる
  2. まとまった生地を捏ねる
  3. 冷えたバターを手で握り潰しながら捏ねる

ミキシングには ”手捏ね” と ”ミキサー” の二種類あります。

時間短縮や手間を減らす、品質を安定させるのにミキサーは便利ですが、パン作りを始めたばかりの人は無理にそろえなくても大丈夫です。

工程は簡単で材料を量ったら上記の順番で混ぜて捏ねていくだけです。

もうちょっと詳しくミキシングについて紹介しているので下のページを参考にしてみてください。

手捏ねでのミキシングについて

一次発酵

二種類の方法

常温~高温発酵
  1. 室温~30℃で30分前後
冷蔵発酵
  1. 室温で15~20分置く
  2. 余分な空気を抜くパンチ
  3. 冷蔵庫で一晩かけて熟成発酵

常温発酵や高温発酵は通常の方法で一般的にほとんどのパン屋さんがこの方法でパンを作っています。

冷蔵庫発酵はオーバーナイトとも呼ばれる手法で、ふんわり・もっちりとした食感やうま味を生み出します。

自分の生活スタイルに合った方法を選べばいいと思います。

家庭で作る場合はよっぽどのことがない限り冷蔵発酵をオススメしています

冷蔵発酵は翌日にパンを焼く方法で、12時間経ったら24時間経つまでの間いつでも成形できる便利な発酵法です。

今日は生地を仕込んで続きは明日にしよう!なんてこともできちゃいますよ

成形

  1. 分割と丸め
  2. 生地休憩 室温で15~20分
  3. 成形

一次発酵が終わったらいよいよ成形です!

生地を50gに分割してから丸めて、生地を休憩させます。

成形

読み込めない方はこちら
成形意識ポイント
  • クッキー生地は均等に伸ばす
  • トゲを切る時は少し大きめに切る

二次発酵

  1. 成形生地を並べる
  2. 二次発酵 約1時間(室温~30℃)

発酵して一回り大きくなることを考慮して天板の上に並べていきます。

常温~30℃でゆっくりと1時間ほど発酵させます。

温度によって発酵時間が変わり、

低温になるほど長く、高温になるほど短くなります。

温度が高すぎて発酵オーバーになることだけは注意しましょう。

二次発酵について

焼成

  1. オーブンの温度を200℃に上げる
  2. 卵または牛乳を塗る
  3. オーブンで約10~15分(190℃設定)

オーブンの温度を上げる

オーブンの発酵機能を使っている場合、発酵が終わったら取り出してオーブンを℃に上げます。温度が上がるのに15分以上かかる場合や何分かかるかわからない場合は、早めに取り出してビニールを被せてオーブンの温度を上げ始めてください。

発酵の目安が60分なら50分の時に、80分なら55~60分の時に取り出す感覚で概ね大丈夫です。

卵を塗る

ミキシングの際に余った卵をしっかりと溶きハケで生地に塗っていきます。少なかった場合は牛乳を卵に対して半分程度まで入れて増量しても大丈夫です。余らなかったら牛乳だけでも大丈夫!多少艶感は落ちますが優しい色合いになってそれも良いと思います。

オーブンで約分(190℃)

200℃に余熱したオーブンを190℃に変更して約10~15分焼きます。

オーブンによって色付きが違うので初めて焼く場合は焼き時間の2/3くらいで様子を見てみましょう。

卵を塗っているのでスチームなどはあまり考えなくて大丈夫です。

卵アレルギーで卵を塗れない場合は牛乳か水を塗り、天板に大さじ3くらいの水を垂らしておきましょう。

ハリネズミメロンパン

レトロなパンの一つと言っても過言ではない『メロンパン』

パン作りを始めたばかりの人でも簡単に作れちゃうメロンパンは丸パンの次のパンに是非作ってみてください。

丸パン+クッキー生地というだけなので元々クッキーなどのお菓子を作ったことがある人なら尚更作り始めやすいと思います。

他にも様々な成形やレシピがあるのでよかったらそちらも参考にしてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

その他の難易度別成形

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